【初心者の曲作り成長日記】[第10回] メロディーを創ろう!(1)ボイスレコーダー作曲法~メロ先(自己流)~
前回→[第9回] 色々な作曲法
全体で第10回目、「初めての作曲編」の2回目です。今回から、メロディーの創り方、メロディーをどうやって思い浮かばせればいいのか?について紹介していきたいと思います♪
今回は、コードや歌詞よりも先にメロディーを創る、いわゆるメロ先について紹介します。基本的に全部自己流の方法をそのまま詳しく紹介する感じです♪ 禁断のボイスレコーダーフォルダを解禁する時が来てしまったorz
[目次]
【ボイスレコーダー作曲法~メロ先(自己流)~】
メロ先にも色々なやり方があると思いますが、僕が良くやる方法は、以下の通りです
(1) 適当ではちゃめちゃな言葉で、ノリノリになって、ボイスレコーダー(PC)に向かってひたすらメロディーを叫びまくる(笑)
(2) その中から良さげな奴を厳選して保存しておく
(3) さらにその中から格別に良いメロディーが、曲に用いられる
名前を付けた方が便利なので“ボイスレコーダー作曲法”と呼ぶ事にします♪(センスが無い;;)
[ボイスレコーダー作曲法でメロディーを思いつくコツ]
上の工程で一番重要なのは言わずもがな(1)ですね!良く鼻歌でメロディーを思い浮かべるとか言いますが、僕は鼻歌では良いメロディーはあまり浮かばないので、意味不明な言葉でノリノリで歌いますし叫びます(笑) ここはお好みで♪ 鼻歌でも良いですし、適当な英語でが良いという人もいましたね。コード先でも歌詞先でもなくメロ先で、ボイスレコーダー作曲法を行うメリットは、自由度の高さにあると思います。何の縛りもなくメロディーを思い浮かべる事で、めちゃ良いメロディーを思いつく確率を上げる方法なのではないかと思っています。
コツは、己のリミッターを外す事です!何を中二病みたいな事を、と思うかもしれませんが、これが無いと持てる力の20%も出せません!リミッターを外して100%に近い力で作曲するという事は、
・恥じらいを捨て去る!(イタイくらいがちょうど良い!)
・プロミュージシャンになりきる(思い込む)! ←重要
・自分の世界に入る!
・自分に酔いしれる!
・時に狂う!異常なハイテンションになる!
・目一杯気持ちを込める(正負の感情どちらでも)! 泣き叫ぶ位になる事もある!
これがリミッター外しです!これを全部封印したら20%くらいの力で作曲する事になるので、僕はまず良いメロディーは浮かんでこないです(^_^;)。これを実行するためには、現実的な問題として、そこそこ大声張り上げても誰にも聴かれない安全な場所でボイスレコーダーに向かう必要があります。僕は一人暮らしなので、自分の部屋で問題無く出来ますが(近所迷惑は、、時間帯を考えているので多分大丈夫です、、壁ドンはされた事ないです。)、家族と暮らしている場合は、自分の部屋でも親フラの心配とかあると本気を出せない可能性もありますね。とにかく自分の世界に入りきる事が必要なので、なるべく懸念材料は減らしたい所です!親フラ的な心配がある環境下にいる場合は、カラオケボックスとかは良いかもしれません。今はyoutuberも親フラ回避のためにカラオケボックスでゲーム実況とかしてるらしいですしね♪
[ボイスレコーダー作曲法の実例]
そこで、僕も恥じらいを捨てて(笑)、、普段どんな感じでメロディーを創ってるのか、ボイスレコーダーに吹き込んだ実際の作曲風景を流すのが一番分かりやすいと思うので、恥を忍んで流します(/。\)。プロミュージシャンもこんな感じで作曲してるらしいので、歌が下手クソなのには目を瞑って聴いていきましょう♪(お聴き苦しいの大変すみません(>_<))
まずは、保存されてる中でもかなり良さげなメロディーから、
ま、まぁ、、声や微妙な音程は置いておいて(汗)、、ほとんど意味の無い言葉で歌ってますね♪ 最後の方で「なぜかワンサイド~♪」みたいなのが聴き取れたんですが、多分無意識に浮かんだ言葉です♪ このボイレコのファイルのタイトルは「★☆☆なぜかワンサイドゲーム.wav」でした(笑) (ちなみに、普段から、★はかなり良さげ、☆はまぁまぁ良さげ、みたいな感じで、付けた星の数でどれくらいよ良さげ・可能性を感じるメロディーかファイル名を見ただけで分かるようにしてます。) これがかなり良さげなメロディー???と思った方は、(僕よりは)作曲の才能があります!これは僕の中では3000回に1回くらいの傑作で、半年に1度くらいの逸材です! これは、作曲を始めて間もない頃、つまり大分昔に思いついたメロディーで、実は最新曲(オリジナル曲7曲目、2020/1/11投稿)のサビに使われています♪(なのでかなり長い間、使い所が無く寝かせていました) 実際曲にしたバージョンを聴いてみると↓
ボカロ(これはUTAUの重音テト)に歌わせて、コード進行を付けて、色んな楽器を加えて曲にすると、一気に化けますよね!自分の創ったメロディー・曲がどんどん化けて行くのはほんと楽しいです!!
次のは、割と最近のやつですね♪ ↓
さっきよりノリノリですね(笑) ミュージシャンになりきっています♪ 傍から見たらイタイくらいで丁度いいんです!ちなみに最初のフレーズだけ意味、、は無いけど一応日本語?で歌ってますね。このボイレコのタイトルは「★☆空から降ってきた.wav」でした(笑) タイトルは仮なので適当に付けとけばOK
ここまでの二つはかなりいいやつを厳選して紹介したので、ちょっとずるいです(笑) なので変なやつも一つ流します(^_^;) といってもファイルが残っている時点で1/100くらいの競争を勝ち残った優秀な奴らです。↓
これは、デンチュラというポケモンからインスピレーションを受けて思い浮かんだメロディーです(笑)(当然タイトルは「☆☆☆デンチュラ.wav」) 作曲も作詞も、ほんと思わぬところからインスピレーションを受けたりするので、感度を高めてたりアンテナを張っておく事も効果的かもしれません♪
ちなみに僕は普段は全然こんなキャラじゃないです(笑) 完全にミュージシャンになりきってるのです!学校ではクラスで1~2番目に無口という陰キャどころじゃない人間でしたし、社会人になっても日常会話を振られて「そうですね」の一言で会話が終わってしまう中々のコミュ障ですorz 、、ってそこが重要ではなくて、重要なのはプロミュージシャン・シンガーソングライターになりきるって事です!
[ボイスレコーダー作曲法のその他のコツ]
(1) ボイスレコーダーの自分の声は変に聴こえるものなので気にしない
(2) 量を質に変える(沢山録音して、良い物を厳選する)
(3) リズム感は割と大事。手や足、軽いうなずき等でリズムを取りながらが良さげ
(4) 良いメロディーが浮かびやすいタイミングがある
(1) まず、ボイスレコーダーに録音した自分の声を初めて聴くと、凄く変な感じがします。子供の頃ビデオカメラに入ってる自分の声に違和感を感じたのと同じで、人間は自分の声は自分の骨格等を通して聴こえる成分が入っているので、自分にだけは変わった聴こえ方を普段耳にしているのです。なので、録音した自分の声は変に聴こえるし、実際以上に下手クソに聴こえますが、(音質もそんなに良くないですし)、そこは気にしなくて良いです♪ メロディーさえ残っていれば、曲にする際にパソコンに打ち込みする事が出来ます。
(2) 良いなと思ったフレーズは、容量がある限りどんどん録音していって、そこから厳選していって、量を質に変える戦法を僕は取っていますね。それはもう千回の録音から生き残るのは1つとかそのレベルです(^o^)v この戦法は、初心者や凡人でも神曲を創れる可能性を秘めている点で優れていると思っています。良いメロディーを思いつくのに必要なものは、「それまで聴いてきた音楽」、「センス・閃き(才能)」、この二つがかなりを占めると感じています。その分、「理論の知識」、「経験」、「努力」といった要素が占める割合が低いんですね。で、それまで聴いてきた音楽は誰しもそこそこはあるので、後はセンスになるんですが、センスに乏しい=良いメロディーを思い浮かべる確率0ではなくて、センスの高さにおよそ比例して良いメロディーが思い浮かぶ確率が変わるようなイメージに近いのかなと思っています。なのでセンスに乏しい僕のような人は、ひたすら駄作を生み出し続けて、ごく稀に思いつく神メロディーを曲にすれば、時には神曲を創れたりする可能性はそんなに低くないと真剣に思っています。なので、投稿頻度は多少犠牲にしてでも時間をかけて曲の質を高める事に重きを置いて曲創りをしています。
(3) 第3.5回にも少し書きましたが、ボイスレコーダーでノリノリでメロディーを歌う時、ノリノリとはすなわちリズム感に通ずるわけで、リズムに乗る事がコツかもしれないなと思っています。ここでいうリズム感とは、メトロノームのように正確なリズムを刻む事では無くて、例えば4拍子ならタン・タン・タン・タン・タン・タン・タン・タン・♪…と、普段音楽を聴くときに無意識のうちにリズムを取るようなあんな感覚です♪ 手や指でリズムを取っても良いし、足で取っても良いし、頭を上下に軽く振りながらでも良いです♪ そして、メトロノーム等は鳴らさない方が良いと思います。ボイスレコーダー作曲法のメリットは自由度の高さですので、下手な縛りを入れれば良いメロディーが浮かぶ可能性を下げる事の方が多いと感じています。
(4) 良いメロディーは中々思いつかないものですが、思いつきやすい時とそうじゃない時があるように感じます。僕の場合どういう時に良いメロディーが思いついたかと言うと、
・心を強く揺さぶられる出来事があった直近(嬉しい事でも辛い事でも)
・新鮮なジャンルの曲を聴いた直後
・感動を受ける曲を聴いた直後
・新鮮な楽器の音色を聴いた直後(キーボードやPC内の音源で鳴らした直後)
これは多分個人差があると思うので、あくまで僕の場合という参考程度にして、、自分の良いメロディーが思いつきやすいタイミングを見つけたら、その時ボイスレコーダーに向かってメロディーを歌ってみる、、すると良いメロディーが浮かぶかもしれません♪
次回は、引き続きボイスレコーダー作曲法で、(1)歌詞先でメロディーを思い浮かべるケース、(2)楽器を鳴らしながらメロディーを思い浮かべるケース、の二通りを、同じく自分の体験を元に書き綴っていきたいと思います♪
次回→[第11回] メロディーを創ろう!(2)ボイスレコーダー作曲法~歌詞先(自己流)~
初心者の曲作り成長日記一覧→ 【初心者の曲作り成長日記】目次
[Twitter] アイソスタシー (@isostasy_utau) | Twitter